テキストエディタを使ったシンプルなタスク管理
とっさにメモを取る時や、会社のルールでタスク管理ソフトが導入できない時などに使える、テキストエディタを使ったシンプルなタスク管理方法について今回は説明します。
やり方はとてもシンプルですが、テキストエディタを使うことによって応用が利くのが特徴です。私もコーディングをする際、メモを取るついでに、このやり方でタスクの洗い出しをしています。
基本編
やり方はとてもシンプルです。未実施のタスクの文頭に□
、実施済みのタスクの文頭に■
を置くだけです。例とするとこんな感じです。
□Aさんにメールを送る ←未実施のタスク
■会議の議事録を作る ←実施済みのタスク
他にも☑
や[]
(実施済みは[x]
)を使うことも考えましたが、☑
は環境依存文字、[]
は未実施は2文字、実施済みは3文字と文字数が変わることから□
と■
を使うことに落ち着きました。
このあたりは好みの問題もあるので自由に決めてもらっていいと思います。ポイントはタスクの未実施と実施済みを表す記号を統一しておくというところです。
次にエディタを使うことによる応用について説明します。
応用編
テキストエディタを使うということは保存するファイルはテキストファイル、タスクの記号を統一しておくということは文字が固定。つまりテキストエディタの長所であるGrep検索でタスクを拾えるということになります。
例えばメモを複数のファイルにばらばらに書いてしまったとしても、個々のファイルを開くことなく、タスクを洗い出すことができます。
サクラエディタではこのような感じでGrep検索の結果が表示されます。
この方法と特に相性が良いと思っているのはこちらのNotepad++というテキストエディタです。
下のようにGrep結果とエディタ画面を同時に見ることができます。もちろんGrep結果をクリックすることでエディタ画面に表示させることが可能です。
おわりに
テキストエディタを使ったシンプルなタスク管理について説明しました。やり方はシンプルでテキストエディタの使い方によって応用が利くものになっていますので、自身で使っているテキストエディタの機能を使ってカスタマイズしてもらうのもいいかと思います。
少しでも作業の効率化に役に立てば幸いです。