Cloud9にPyhon3.9をインストールし、仮想環境(venv)を構築する方法
2022.11時点でCloud9にPyhon3.9をyumからインストールできなかったので、Python3.9を直接ダウンロードしてインストールする手順を調べました。
yumからインストールできるようになればこの方法は実施しなくてもよくなる見込みです。
インストール方法
Cloud9のターミナルを開き、下のコマンドを実行します。
# インストール先フォルダに移動
cd /opt
# インストールに必要なライブラリをインストール
sudo yum install -y bzip2-devel libffi-devel
# URLからファイルをダウンロード
sudo wget https://www.python.org/ftp/python/3.9.13/Python-3.9.13.tgz
# ファイルを解凍
sudo tar xzf Python-3.9.13.tgz
# パフォーマンスを上げるため、最適化を実施
cd Python-3.9.13
sudo ./configure --enable-optimizations
# 既存のpython、python3を置き換えるシンボリックリンクを作成しないよう、
# altinstallを指定してインストール
sudo make altinstall
# 圧縮ファイルを削除
sudo rm -f /opt/Python-3.9.13.tgz
# 下のコマンドが実行できれば成功
python3.9 -V
下のコマンドを実行し、venvを使用した仮想環境の構築します。
# プロジェクトフォルダへ移動
cd ~/environment/{プロジェクトフォルダ}
# venvの仮想環境を構築
python3.9 -m venv .venv
# 仮想環境を有効化
source .venv/bin/activate
# 仮想環境のpipをアップデート
python -m pip install --upgrade pip
# 必要なライブラリをインストール
pip install {必要なライブラリ}
# 仮想環境を無効化
deactivate
Cloud9の画面上でCloud9マークからPreferencesを開きます。
PYTHONPATHに下の値を設定します。
/home/ec2-user/environment/{プロジェクトフォルダ}/.venv/bin:/home/ec2-user/environment/{プロジェクトフォルダ}/.venv/lib64/python3.9/site-packages:/home/ec2-user/environment/{プロジェクトフォルダ}/.venv/lib/python3.9/site-packages
以上でインストールは完了です。